3日の午後、前日試合に出場した選手たちは、午前中のリカバリー練習を終えると、北九州の中心である小倉駅近くの魚町銀天街に集結し、旦過市場までの道のりを、残り10節、ホーム本城では残り5試合となったリーグ戦を、さらに応援してもらおうとPR活動をするためだ。
試合とは勝手が違うため、初めは緊張していた選手たちだが、商店街の方や通行人の方に「いつも応援してるよ」、「きのうも勝ったね、おめでとう!」と声を掛けられると、素の笑顔を見せていた。
チラシを率先して市民に手渡ししていた、株式会社ギラヴァンツ北九州の横手敏夫社長は「チームが良いサッカーをしているので、沢山の方に見に来てほしい。去年も成績に比例して観客数も伸びていた。残り5試合、アビスパ戦のような環境を期待している」と話し、キャプテンの木村選手も「こういう、住んでいる人と触れ合う活動は大事。北九州があってこその、ギラヴァンツだから。やっぱりお客さんが多いと、雰囲気も良いしモチベーションも上がる。僕たちは、その思いをピッチの上で表現する。本城を満員にできるように勝ち続ける」と、さらなる後押しをお願いしていた。
最後に余談だが、記者の私も魚町銀天街と旦過市場に、初めて足を踏み入れた。北九州在住ではないため、おいしい噂はいやというほど聞いていたが、多種多様な店舗に、興味をそそる品そろえは圧巻で、取材を忘れて見入ってしまう程でした。取材中も、沢山の差し入れを貰う選手たちが、本当に羨ましかった。取材が終わった後に、こっそり小倉かまぼこさんの「カナッペ」を食べたのは言うまでもない・・・(笑)。
(北九州担当 坂本真)
2012/09/05 15:02