前節・神戸に敗れた栃木だが、大和田真史が見せたパフォーマンスは傑出していた。クサビのパスが入るタイミングを狙ってつぶしにかかり、幾度となく効果的なインターセプトを見せていた。
「前の選手がコースを切ってくれたり、俺らが読みやすいようにポジショニングしてくれていた。一人のプレーではなく、周りがあってこそのプレーだと思う」
大和田はこともなげにそう語ったが、積極的なインターセプトにはまた別の理由もある。
「インターセプトは常に狙おうと思っているところの一つ。あそこでボールを取って一つ前につなぐことができれば、それだけでチームに勢いをもたらせる。いまのチームには勢いが必要だし、そこは意識してもっとやれればいい」
8試合勝ちなしとなり、チームが苦しい状況なのは間違いない。しかし、こういったチャレンジを続けていくことで、遠からず出口は見えてくるはずだ。
栃木の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(栃木担当 片村光博)
2013/08/07 16:48