オフ明けとしては長めの2時間を越える練習となった6日。練習後の囲み取材では、最初は淡々と話していたレヴィー・クルピ監督だが、その熱は徐々に帯びていった。
「サッカーにはいろいろな要素があるが、ハッキリ言えることは、もっと勝者のチームにならないといけない、ということ。選手を見ていると、試合ごとに波や温度差がある。C大阪は歴史的にも波がある。そのことに悪い意味で慣れてしまっている。変えるのは今しかない。今のC大阪には、ピッチ上で戦う真のリーダーがいない。行動をピッチで示して欲しい」と訴えた。
そして監督は広島を例に挙げ、「広島さんには勝者のメンタルが備わりつつある。その象徴が佐藤寿人選手。彼はゴールを決めたときにはこの上なく喜ぶし、外したときは悔しさをあらわにする」と話した。「この2試合、C大阪が相手を下回るサッカーをしたとは思わない。足りないのはスピリット」と繰り返し、囲み取材を締めくくった。
C大阪の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(C大阪担当 小田尚史)
2013/08/07 08:20