23日の練習は芝生広場がある押原公園。幼稚園が夏休みに入り、遊びに来ていた選手の子供たちが、父に負けじとボールを蹴り出した。
まずパス交換を始めたのは伊東輝悦と、盛田剛平の両ジュニア。伊東ジュニアは年長離れした“超幼児級”のフィジカルから、黙々と強烈なインステップキックを飛ばす。年中の盛田ジュニアは元気よく楽しそうに、伊東ジュニアに立ち向かっていた。二人のボール回しに途中から入ってきたのが水野晃樹ジュニア。年中で「早生まれでちょっと小さい」(水野父)ハンデがあり、なかなかボールに絡めない。不貞腐れてしまう場面もあったが、父の励ましを受け、再び戦いの場(?)に戻った。
3人はアスリートの遺伝子を持ち、全員そろって左利きというストロングポイントもある。彼らの将来が楽しみになってしまうのは、自然な人情だろう。ヴァンフォーレのサッカースクールにも参加しているだけあって、なかなかハイレベルだった。
甲府の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(甲府担当 大島和人)
2013/07/23 16:38