広島との前回対戦では守備に重心を置いた戦い方を選択していたベルデニック監督。ホームでの広島戦は戦前の宣言どおり、攻撃の際にはより人数をかけた戦い方で90分を戦い抜きました。しかし、ディフェンスのミスとセットプレーから失点。ズラタン選手の初ゴールという明るい材料を見いだしながらも1-2で敗れました。「3試合負けが続くとアンラッキーでは済まされないと思う。ここからチームとしてどうしていくのかが大事」とは連続ゴールが『2』で途切れた長谷川選手のコメントです。広島戦で見せた好守でメリハリが利いた戦い方は今後の指標となりそうですが、ここ5試合で1分け4敗、3連敗で順位も降格圏のままという結果を踏まえ、あえてシビアなマッチレポートの構成にしています。
また、誠に恐縮ながら広島視点のコラムも書かせていただきました。相手のミスを見逃さず、セットプレーで勝ち切る様は、まさに“強者”のサッカーでした。勝利の背景には前節・清水戦の教訓があったようですが、詳細は本紙をご覧ください。「首位を奪還しました」という試合後の佐藤寿人選手のコメントが印象的でした。
(大宮担当 郡司聡)
2012/08/14 14:09