16日に行われたJリーグスペシャルマッチに出場した柏木陽介。この試合は東日本大震災復興支援のチャリティーマッチであり、それぞれがさまざまな思いで試合に臨んだことだろうが、柏木にとってはもう一つ、思い出に残ることがあった。それは新潟に所属するFW田中達也と再び同じチームでプレーしたことだ。
田中とは浦和に在籍していた昨年まで公私ともに仲が良かった柏木。試合ではボールを受けた際に、まず田中を見ているようなプレーぶりが印象的だったが、「もっとパスを出せるシーンがあったのでしっかり出してあげられれば良かった」と少し悔しそうな様子。田中とのプレーは「楽しくできた」ようで、「達也さんとは『お互い頑張ろう』という話をした。新潟は結果は出ていないけど、今年やった中では一番強かったので、お互い結果を残せるようにしたい」。
今年から戦う相手になったが、それぞれシーズンを笑って終えられるように望んでいる。
(浦和担当 菊地正典)
2013/06/21 19:17