群馬は20日、主力組とサブ組に分かれた紅白戦を行い敵地熊本戦に向けて攻守の最終チェックを行った。約2時間の練習後、秋葉忠宏監督は遠征メンバーを決定。当落線上にいた数選手を個別に呼んで結果を伝えた。
熊本戦のベンチ入りメンバーは18人より2人少ない16人。財政上の問題から飛行機移動を伴うアウェイ戦では16人の戦いを余儀なくされている。「クラブの協力によってバス移動の場合は18人を連れていけるが、飛行機移動は交通費がかさむので限られた人数で戦うしかない」と秋葉監督。
最下位脱出を誓う小林竜樹は「メンバーに入った選手は、入れなかった選手のぶんまで戦う必要がある。責任は大きい」と厳しい表情で練習場をあとにした。
降格の危機にある群馬は6、7月の巻き返しが求められているが、7月末までのアウェイ4戦はすべて飛行機移動となるためベンチ選手の人数は相手より2人少なく、ハンデを背負っての戦いとなる。
今季アウェイ未勝利の群馬にとって、このハンデを乗り越えて敵地で勝利を奪えるかがJ2残留へのカギとなる。今節の熊本戦から遠距離アウェイ4戦(熊本、福岡、長崎、徳島)は群馬にとって大きな試練だ。
(群馬担当 伊藤寿学)
2013/06/20 18:56