前節の熊本戦、74分にピッチに現れると、ボールを持った瞬間に何度もゴールへ向かう、好調時の渡大生の姿がそこにあった。
「あれだけ周りが得点してたから、やっぱり自分もと意識していました」。北九州のサポーターも待っていた今季初ゴールは、体ごと押し込むような、豪快なヘディングシュートだった。
「(森村)昂太君から、良いボールが出てくると思っていた。あとは触るだけでしたね。これからもチームが勝つためにプレーし、その中でゴールを奪うことができるように、貪欲にプレーして行く」と、今後のゴール量産を予感させてくれた。
ゴール後にひざをついて天を見上げるポーズをしていたことについて聞いたら「そこ聞きます?(笑)。代表の本田(圭佑)選手がやっているのを見て、格好良いなぁと思ってたんで、どうしても1回したかったんです」と、W杯アジア最終予選のオーストラリア戦でPKを決めた後のポーズを参考にしたと話してくれた。いまは、新しいポーズを考え中だという。
北九州の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(北九州担当 坂本真)
2013/06/18 15:23