前節の神戸戦、DF高橋峻希が9試合ぶりに先発出場を果たした。「久しぶりだったけど緊張はしなかったし、左サイドでも思ったよりできたので、90分を通して楽しくできた」と話しつつも、すぐさま「ただ、勝ちたかった」と言いながら、苦い表情も見せた。
高橋は出場機会を求めて浦和から期限付き移籍をしている身。それで出場できないことは「つらかった」が、「腐ってしまったらそこで終わりだと思っていた。逆にハングリー精神が出たというか、もっとやらないといけないと思うようになった。そういう時間も重要というか、考えが変わった時間でもあった」と前向きに捉えている。しかし、油断はない。
「ずっと出られるわけじゃないし、自分にプレッシャーを掛けながらしっかりやりたい。勝つことが一番のアピールになるので、それに貢献したい」。
2戦連続の先発出場が濃厚な今節・横浜FC戦、次こそは勝利を得られるよう、全力プレーを誓った。
(千葉担当 菊地正典)
2013/06/14 13:53