4日に行われたW杯アジア最終予選・オーストラリア戦。日本は土壇場の同点PKにより1-1で引き分け、5大会連続となるW杯本戦出場の切符を手にした。
4日の練習後、「もちろん見るよ」と話していた美尾敦もテレビに釘付けになったに違いない。実はこの大一番を前に、「ケーヒルが強烈」という話の流れから、彼はある選手に注目していた。
「(栗原)勇蔵がやってくれるでしょ」
少し意外な選手の名前に、一瞬「ん?」と思ってしまったが、すぐさまフォローが入る。そこには、さらに意外過ぎる過去の接点があった。
「小学校のときに俺、アイツと2トップ組んでたから。すげえ良い“FW”だったよ。足速いし(笑)」
なんでも「幼稚園から一緒だった」という美尾の“元・相方”は、後半途中から“本職のCB”で途中出場。日の丸の一員として日本をブラジルW杯へ連れていってくれた。
(岐阜担当 村本裕太)
2013/06/05 12:45