「ナイス、ソンギ~」。
27日、いぶきの森球技場で行われた岡山との練習試合。最後尾の徳重健太から、幾度となく声が飛んだ。CBキム・ソンギは、SBの裏を突く岡山のアタッカーを、体を投げ出して防ぎ続けた。前節・鳥取戦で岩波拓也が退場したことで、今節・水戸戦はキムがCBで先発することが濃厚だ。
29日の紅白戦で主力組に入ったキムは、「第11節・岡山戦で先発して、3-0から同点にされた。自分の責任だと思っている。迷惑をかけた。自分のプレーをしてチームに貢献したいと思う」と意気込みを伝える。
イ・グァンソンと組むCBコンビは、J2屈指のハイタワー。高さや強さ、落ち着いた足元に魅力を備える背番号「35」は、得点への意欲も隠さない。「セットプレーからの得点は自分のストロングポイント。しっかり狙いたい」。リベンジのチャンスに、キムの瞳はギラついた。
(神戸担当 小野慶太)
2013/05/29 22:07