15日のナビスコカップ第6節・大宮戦で、ルーキーのアン・ビョンジュンが公式戦初先発を果たした。長らく負傷により出遅れていたアンだが、先月の途中から復帰していた。
滞空時間の長いヘディングやさまざまなパターンからシュートを放てるプレーが魅力で、一部からは『チョン・テセ2世』と呼ばれることも。ただ、試合ではなかなか思うように攻撃に絡めず、相手にボールを奪われてしまうこともあった。また、同じ中央大出身で同級生の大宮・今井智基とのマッチアップもあったが、そこでも相手に軍配が上がった。結局前半のみでの交代となり、ホロ苦いデビュー戦となった。
試合後、アンは「ゴールに向かって迫力あるプレーをするというイメージだったけど、まだまだ自分のプレーを出せなかった。収穫は自分の現時点での実力が分かったことです」。悔しさを噛み締めながらのコメント。気持ちの強さが見られる選手だけに、ここからの巻き返しに期待したい。
(川崎F担当 西川結城)
2013/05/17 19:59