CKから那須大亮がゴールを決めたのは鹿島戦が今季公式戦3得点目で、うち2点目は柏木陽介のアシスト。ゴールシーン以外にも柏木のCKが那須に合うシーンは多く、“ホットライン”ができつつある。セットプレーからのゴールが増えていることについて柏木は、「キックについてはプレーの調子が悪いときもずっと感覚が良かった」と話しつつ、「那須さんがニアで潰れてくれることによって、中の入り方もほかの選手がバラバラに動けるようになった。それはポジティブ」と、那須の存在が大きいと感じている。
一方で那須は「ずっとボールが良い」と柏木やマルシオ・リシャルデスに感謝しつつ、「ヘディングの感覚も良い。ACLで大きい相手と競り合ったことが一つひとつ生きている」と手ごたえを感じている。また、柏木は「鳥栖も高さはあるけど、セットプレーも期待していいと思うよ」と自信をのぞかせた。鳥栖戦でも“ホットライン”は開通するのか。注目の一つだ。
(浦和担当 菊地正典)
2013/05/14 19:36