「めちゃめちゃ悔しかった…」。6日のアウェイ・FC東京戦で加入後初ゴールをマークした伊野波雅彦が8日、複雑な心境を語った。FC東京戦では前半に駒野友一のCKを頭で押し込み、先制ゴールをマーク。ゴール後はベンチへ一目散に駆け寄り、長澤徹暫定監督と抱擁。続けてチームメートとともに、5月1日に第一子が誕生した山本脩斗をゆりかごダンスで祝福した。しかし、ゲームは終盤に追いつかれ2-2。試合後は報道陣の問いかけに応じず、無言のまま会場を後にした。
うれしくも悔しい加入後初得点となったが、気持ちは整理できている。前節の引き分けに唇を噛み締めつつ、自身の得点場面の話題になると「ほんとはコマちゃん(駒野)のほうに走っていかないといけないですよね」と苦笑い。「もっともっと決めていきたい」とさらなるゴールに意欲を見せた。11日に迎えるホーム・柏戦も、持ち前の高さでCKのターゲットとなる。
(磐田担当 南間健治)
2013/05/08 22:15