前節、二川孝広からのパスを華麗に叩き込み、自身にとっての今季初ゴールを決めた家長昭博。「少しはホッとした」と話すように今季は必ずしも期待にそぐう活躍を見せきれていないのが実情だ。
ただ、長谷川健太監督からの期待値は高い。代表組が不在だった熊本戦では試合途中からボランチにスイッチさせた背番号41について「アキちゃん(家長)もわけの分からないプレーをしてくれて、あれでチームが増々…」と苦笑していたが、一向に指揮官のオプションから外されることはない。「これ、という形を見せたい」(長谷川監督)と話していた札幌戦で先発に名を連ねたのも、その能力を認めるが故である。
ほかならぬ家長自身も、監督からの期待の大きさは感じとっている。「監督が求めるサッカーをするのは大事だし、求められているのは点を取ること」。気まぐれなレフティーの言葉を信じたい。
(G大阪担当 下薗昌記)
2013/04/04 21:51