前節・松本戦の後半から左SBで出場した大屋翼。「横にコウモさん(河本)がいるのでめっちゃ安心感がある」と振り返り、チームの連勝に貢献した。そんな大屋の無二の親友が、一昨年まで神戸に在籍した松本の左サイドハーフ・楠瀬章仁。神戸サポーターには“アッキー&翼”の愛称で親しまれる仲良しコンビだ。互いに“いじり”という名のリスペクトを送り合い、けがとリハビリを一緒に乗り超えた深い絆で結ばれる。
神戸での紅白戦以来という同じピッチに立った楠瀬を、大屋は「アキ(楠瀬)は空気でしたね」とニンマリ。「『お前、それじゃあ(ドリブルで)抜けねえぞ』って言ったんですけど、そしたら『良い状態だったらお前(ボールを)取れねえよ』って言い返してきた」。ここにもう一人の仲良し都倉賢も加わり、神戸流の笑いがアルウィンに炸裂。束の間の再会を、心行くまで楽しんだ。
(神戸担当 小野慶太)
2013/04/04 22:04