大宮が清水と対戦するのは、リーグ戦とルヴァンカップを合わせると今季3回目。リーグ戦はドロー、ルヴァンカップでは勝利を収めているが、古巣戦となる大前元紀はルヴァンカップに出場していないため、2回目の対戦となる。清水に長く在籍した大前にとってはさまざまな思いのある試合となるが、両チームの置かれた状況は芳しくない。J1残留争い直接対決という色合いの濃い一戦となるだろう。
「個人的なことよりも、チームとして大事な(前節の)ジュビロ戦に負けたのは痛かったですけど、まだ自分たちでどうにでもなる勝ち点差だと思います。しっかり清水戦に勝って、次につなげたいと思います」
大前自身、古巣戦に向けた「楽しみ」という感情は隠さないが、今節が持つ意味合いへの意識のほうが強い。ましてや今節は久しぶりのNACK5スタジアムでのホーム戦。攻撃陣の一員として、ホームで得点を重ねていくイメージを高めている。
「ホームで戦えるというのは自分たちにとって間違いなくプラスですし、その中で自分たちが落ち着いて戦えれば、間違いなく良い試合ができると思うし、良い攻撃ができる。ここ最近、失点が早かったりして、ビハインドの展開が多いので、自分たちが点を取って進められるゲームになれば、より良いゲームになるんじゃないかと思います」
古巣戦で大前が輝き、なおかつ勝利を収めることができれば、チームが勢いに乗ることは確実。ここまで2得点と本領発揮には至っていないが、勝負どころとなる今節での爆発に期待したい。
(大宮担当 片村光博)
2017/09/27 20:03