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「何かあったっけ？」。報道陣の「おめでとう」という声にそううそぶいたのはMF柏木陽介だった。何もないはずがない。柏木は3日に自身のブログ等でかねてからお付き合いしていたTBSアナウンサーの佐藤渚さんと婚姻届を提出したことを発表していた。

結婚発表の反響は大きかったが、「あんまり取り上げられすぎるのも良くないよね」とプライベートの話が大きくなることにやや不満を覗かせつつ、サッカーでもっと取り上げてもらえるようしないといけない。これを気にサッカーも頑張っていくよっていうところと、ブログにも書いたけど“柏木家”になったので、2人合わせて頑張っていければと思う」と気を引き締め直していた。

奥さんについて「いろんな意味で自由な俺を支えてくれているので、凄くありがたい」と言う柏木。2日後に控える磐田戦でゴールを決めた際に彼女に向けたパフォーマンスをするかを問われると、「俺はそういうのは恥ずかしくてできない方なので。あんまりイチャイチャみたいな感じが苦手なタイプの人間なので、多分できないっすねぇ」と言いながらも、「彼女としてはやってほしいのかもしれない」と奥さんの心情を読みながら含みを持たせていた。

「これからの俺次第やなって。サッカーを含め、生活を安定させてあげたい。向こうも今の自分だから、っていうわけじゃないから、これからを通じて自分がちゃんとしていけるようにしたい」。奥さんのためにもさらに飛躍し、その薬指の指輪のように“浦和の太陽”として金色の輝きを放つことを誓った。