主力として出場した初の国際大会・東アジア杯で、太陽王のエースは、桜のエースに器の大きさの違いを痛感させられたという。「まずは波のない選手にならないといけない。たとえ自分が乗っていないときでも結果を残さないと。韓国との決勝でカキくん(柿谷曜一朗)にそれを見せられて、僕自身燃えるモノがあった」。
目の前で見せ付けられた柿谷の決定力――。工藤壮人は東アジア杯直前のJ1第17節・清水戦など、敗色濃厚の試合で終了間際にゴールを奪い、チームを救ってきたが、柿谷はそれを優勝が決まる国際試合でやってのけた。スケール感の違いに驚きを隠せなかった。
「代表でまた違った刺激を受けられた。カキくんにチームを救うゴールが足りないと見せ付けられた。レイソルで意味のあるゴールを積み重ねていけたらなと思う」。“ストライカー道”を追求する背番号9にとって、31日の横浜FM戦はリスタートの一戦である。
柏の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(柏担当 郡司聡)
2013/07/30 18:40