東京Vの三浦泰年監督は、日々の練習後、記者陣の囲み取材に応えてくれる監督だ。
25日の練習後も欧州CL準決勝の話など、話題は多岐に渡ったが、プロとしてのメンタリティーに関して話が及んだとき、指揮官の言葉に熱がこもった。
「プロキャリアが始まって1、2年の選手の中には、このクラブのエンブレムを付ける意味をまだ分かっていない選手がいる」と言及。
東京Vのエンブレムを付けることの価値については次のように話している。
「ノンストレスではサッカーをできないし、どこに行っても多くの人が期待をするという大きなエンブレムだということ。J1が上のカテゴリーで、ヴェルディはJ2の昨季7位という位置にいるが、それでも多くのプレッシャーがかかるエンブレム。日本サッカー界を背負ってきた選手たちがいたクラブでもあるのだから。ユースのときのエンブレムと同じ価値だと思ってはいけない」。
指揮官のメッセージは最後まで手厳しかった。
(東京V担当 郡司聡)
2013/04/25 23:31