FC町田ゼルビアのOBでもあり、現在は町田市議会議員である星大輔氏が、来年7月に実施される東京都議会議員選挙に立候補することになった。星氏は横浜FM、FC東京、大宮、町田など計7クラブでプレーし、11年限りで現役を引退。町田のクラブスタッフを経て、18年に町田市議会議員選挙に出馬し、初当選を果たしていた。
都議選出馬にあたっての公約は、町田市議選出馬の際と変わらず、スポーツ環境の整備や子育て支援、そしてコロナ対策。現在は町田市議の身であるため、「常にその日、その日を全力でやり遂げて」、都議選出馬への足掛かりを作っていくという。
現在も町田市内の街区公園でボール遊びができない状況を変えていくための働きかけや、町田市内の小・中学校に夜間照明の設備設置を少しずつ実現できるように活動している真っ最中。これが実現できれば、子どもたちが外で遊ぶための環境変化や、生徒たちの部活動の時間延長、仕事帰りの大人がスポーツを楽しめる環境作りにもつながる。そのため、町田市や東京都の教育委員会などとも連係しながら、星氏は「ぜひ実現させたい」と言葉に力を込める。
そうした背景には、町田でクラブスタッフを務めていた際の実感が隠されている。夜間照明が整った学校は町田市内では1校という現実と、相馬直樹前監督が監督在任期間中に折りを見て話していた、静岡の小・中学校にはほぼ夜間照明がついているという現実と照らし合わせて、町田市のスポーツ環境整備に対する思いを強くしたという。
市議では限られることも、都議ではできることも増える。「町田で、東京で夢を持ち、夢を叶えて、住み続けられる街にするための環境作りをしていきたい」。星氏はそう言って来年の都議選への意欲を示した。
(町田担当 郡司聡)
2020/12/02 16:36