7日と8日に開催されたJ2リーグ第32節の11試合は無事に試合が成立。8日終了時点でJ2リーグの開催全試合数352試合の76.2%相当、及び全J2クラブ32試合の76.2%を消化したことでJ2リーグは成立要件を充足することとなった。
未曾有の事態であるコロナ禍でも、慎重に慎重を期してリーグ運営が成されたことで、成立要件の充足にこぎつける形となったJ2リーグ。町田を率いるランコ・ポポヴィッチ監督は、あくまでも私見として思いの丈を語った。
「リーグ、協会も含めて、すべてが称賛されるべきことです。こういう状況の中で、大きな問題がなく、日程を消化できるのは、当たり前にできることではないです。長い中断期間を経て、トレーニングをして、シーズンが始まり、無観客試合(リモートマッチ)でリーグが再スタートして、リスクを冒さずにサポーターの数を増やしていく。Jリーグは世界のサッカー界で成功した例として挙げられるリーグだと思います。オーガナイズ、プランニングもうまくいっているんじゃないかと思います」
また今季は特例で各所属カテゴリーからの降格なし、というレギュレーションを決めたしたことに関しても、「いい判断だった」とリーグの決断を尊重し、こう言葉を続けた。
「ケガ人を少なくする。ケガ人が出るリスクを排除するという意味でもいい判断だったと思います。通常のレギュレーションであれば、ハードな日程でも休ませることをしづらくなる。もし降格というレギュレーションがあれば、無理が出て選手たちの大きなケガにつながったと思います」
このようにポポヴィッチ監督は、“プレーヤーズファースト”の視点でも、降格なしのレギュレーションが効果的だったことを強調していた。
写真:郡司聡
(町田担当 郡司聡)
2020/11/10 13:54