除雪ボランティアならぬ除草ボランティア。3日、金沢の練習場である安原スポーツ広場に60名ほどのサポーターが集まり、クラブスタッフらと共にピッチの除草およびポット苗の植え替え作業が行われた。
今年の天候不順の影響で芝がうまく育たず、7月23日の練習後には選手・スタッフで雑草を抜く作業が行われた。その様子を見たサポーターから「手伝いたい」という声があがったことで、実現した今回の企画。芝生管理業者の岸グリーンサービスからも1200ポット分の苗が無償提供されるなど、三者が一体となった共同作業は朝8時にスタートし、ジリジリと焼け付くような日差しが降り注ぐ中、参加者たちはピッチに広がって除草と苗植え作業を行った。
「お助けできるなら何かしたいなと思って」小学校4年生の男の子と参加した女性サポーターは、最初は雑草と芝との見分け方に戸惑っていたが、すぐに慣れ黙々と作業に没頭。また、辻尾真二クラブアンバサダーや田代祐平アンバサダーも参加し、「これだけの人数がきてくれるのはありがたいですね」とサポーターの協力に感謝していた。
途中、“クーリングブレイク”をはさみながら約70分間にわたって行われた作業。作業後には選手・スタッフ全員が姿を見せ、廣井友信キャプテンが「本来、グラウンドに雑草が生えているのはあまりよくないことですが、今日はみなさんの熱い思いが伝わりました。まずは明日、この思いを乗せて戦います」と、サポーターに4日に行われる栃木戦での勝利を誓った。
なお、作業の模様は後日、エルゴラッソでもレポートする予定です。
クラブアンバサダーである辻尾さん(右)、田代さん(左)、さらには強化部長の田端さん(奥)も参加
写真:村田亘
(金沢担当 村田亘)
2019/08/03 11:48