明治安田J3第16節、現在9位の相模原はホームでFC東京U-23と対戦する。
相模原の三浦文丈監督とFC東京U-23を率いる長澤徹監督。この二人は昨季、岡山で監督・コーチという間柄(長澤監督、三浦コーチ)だったが、この試合では互いに異なるクラブの指揮官として相まみえる。三浦監督曰く、その関係性は高校生当時まで遡るようで、「徹さんは清水東で、自分が清水商だったんだけど、国体に自分が1年生で選ばれたときに徹さんは3年生でよくしてもらっていた。大学も筑波で先輩・後輩だし、そのあとFC東京でもコーチ・選手と、ずっと関わってきた人で、本当に人間的に素晴らしい人」と長澤監督へのリスペクトを語る。 今季、リーグ戦が開幕してからはなかなか連絡を取れていないようだが、「徹さんの試合はチェックしている」と三浦監督。「こうやってまた対戦できるのはすごく楽しみだし、小細工せずに正攻法で挑みたい。自分たちが目指しているスタイルもピッチで表現したいね」と、今週末の対戦を心待ちにしていた。
また、今回の相手はU-23チームとはいえ、自身も背番号10を着けた「やっぱり特別なクラブ」と口にするFC東京との古巣戦。「プロとしてのイロハを学ばさせてもらった」横浜Mの次に、「FC東京では選手として一番良い時期を過ごさせてもらって、最後引退までさせてもらったクラブだから、同じく思い入れは強い」。ただ、勝負となれば話は別だ。「いまは相模原の監督をやっているわけだから、クラブ、選手、スタッフ、サポーターと一枚岩になってやっつけたいね」と、ホーム4連勝に向かって闘志を燃やしている。
そして、今回はアウェイとなるFC東京のサポーターにもこう来場を呼びかけていた。
「土曜日(13日)は自分たちが試合で、その翌日は東京にとっては(多摩川)クラシコで上位対決でしょ?1日ずれているから、クラシコで燃える前に相模原で一回ウォーミングアップじゃないけど(笑)、FC東京のサポーターの方々はそこでテンションを高めてもらいたいし、近いしたくさん来てほしいよね。俺と徹さんの勝負を見てほしいな」
試合は13日、相模原ギオンスタジアムにて18時キックオフ予定。相模原サポーターはもちろん、FC東京サポーターもぜひスタジアムへ足を運んで、この対決を見届けてもらいたい。
文:林口翼(エルゴラッソ相模原担当)
(BLOGOLA編集部)
2019/07/12 19:34