
富山のホーム開幕戦を翌日に控えた16日、富山市内のホテルで記者会見があり、対戦する富山、福島の監督、選手代表が明日への抱負を語った。
明日の試合ではともに今季初勝利を目指す。富山の安達亮監督は「福島は前節の藤枝戦で圧倒的にボールを支配していた。攻撃的なチームだと思う。われわれも攻撃的なサッカーを掲げているので、攻め合って、観客のみなさんも、やっているわれわれも楽しい試合になればいい。お互いに攻撃的にゲームを進めると、攻守の切り替えのところがポイントになるかもしれない」。福島の松田岳夫監督は「富山は攻守ともにバランスがとれた非常にいいチームだと思う。彼らの背後への飛び出しなど鋭い攻撃をしっかりと抑え、守備をいかに崩していくか。ますは自分たちのサッカーを貫けるかどうかが大事になる」と述べた。
選手代表として出席した福島のMF橋本拓門と富山のDF今瀬淳也は国士舘大で1学年違い。今瀬は警戒すべき選手として先輩の橋本を挙げ、「昨年の対戦ではFKから得点を決められた。ポゼッションサッカーのキーマンだと思うので、いい配球をできるだけさせないような守備をしなければいけない」とコメントした。
両選手に注目すべき同僚を尋ねると、今瀬は「FW高橋駿太選手は今日のシュート練習でもフィーリングがすごくよさそうだった。やってくれると思う」と期待。橋本は「パスをつなぐチームにあって、池田昌生選手はドリブルで変化をつけられる。彼に注目して」と語った。
報道関係者のほか、参加を希望した約40人のサポーターが見守り、会見後には「魁! 安達塾」と題した、今季のチームの戦い方についてのレクチャーも行われた。
写真:赤壁逸朗
(富山担当 赤壁逸朗)
2019/03/16 20:36