30日、新潟は聖籠町のクラブハウスで、今季最後の全体練習を終えた。
この日、行ったのはチーム全員でのゲーム大会。すでに外国籍選手は帰国し、安田理大と富澤清太郎、梶山陽平は別メニューだったが、それ以外の選手全員が7人編成の3チームに分かれ、コーチングスタッフチームを加えた計4チームでリーグ戦を実施。結果は、ときに厳しいツッコミとコーチングで盛り上げていた田中達也率いる青チームが優勝。延長Vゴール方式になった3試合目、決勝ゴールでチームを全勝に導いた田中は「楽しくサッカーができてよかった。たくさんのサポーターの方が見に来てくださったので、テンションが上がりました」と笑顔を見せた。
苦しんだシーズンの最後、純粋にサッカーを楽しむ選手たちの姿は、訪れた約80名のサポーターを楽しませた。また練習後には、主将の小川 佳純が「1年間、応援ありがとうございました」と感謝の挨拶で締めくくった。
明日からチームはオフに入る。来季も新潟を率いる片渕浩一郎監督は、選手たちに「まずは休養をとることと、来季に向けてできる限りコンディションを維持すること」を伝えた。指揮官自身は、12月にアルビレックス新潟バルセロナやエスパニョールの育成組織視察、サッカー観戦等を目的に、スペインとドイツを訪れる予定。「自分自身をブラッシュアップして、得たものを1つでも選手に伝えられたら」と意気込む。
今度こそJ1昇格を目指す来季を見据えながら、それぞれのオフを迎える。
写真:野本桂子
(新潟担当 野本桂子)
2018/11/30 20:30