10月14日開催のJ2第37節・大分戦から町田のゴール裏に掲げられている横断幕には、こう記されている。
「オレ達と優勝を掴みとろう」
シーズン当初の目標である「6位以内」から、J2の「一番上」へチームの目標が上方修正される中、この横断幕を見て、気持ちを奮い立たさせている選手の一人が森村昂太である。
「J3のときには、『オレ達はテッペンしか見ていない』という横断幕が出ていました。あのときは山口を追いかける立場で、その横断幕を試合で見るたびにモチベーションが上がっていました。今回もそれは同じです」
また、加入2年目の奥山政幸は、横断幕を見て気持ちを奮い立たせている一方で、試合後にサポーターから掛けられる言葉にもありがたみを感じている一人だ。
「サポーターは苦しいときにも、支えてくれるのでありがたい存在ですし、この2連敗でも気持ちを高める言葉がありました。シーズンが終わったときにゼルビアに関わるすべての人が笑顔になれるように、最高の結果をつかみとりたい。そういう思いがあります」
4日開催のJ2第40節は、町田にとって、5試合ぶりとなる待望久しいホームゲーム。J2制覇を目指す選手たちの奮闘と、ゼルビア戦士を後押しするファン・サポーターの熱気が、また野津田の空間に帰ってくる。
(町田担当 郡司聡)
2018/11/03 10:31