
14日、京都スタジアム(仮)の建設が進む亀岡市で毎年の恒例行事となっている『亀岡サッカーデー2018』が開催された。新スタジアム建設で高まりつつある亀岡市のサッカー熱をさらに盛り上げようと、昨年に続き京都の選手たちもこのイベントに参加。午前中は選手がコーチ役となるサッカー教室が行われたほか、前日のJ2第37節・徳島戦に出場した主力選手のリカバリートレーニングも公開され、正午過ぎからはJ1の磐田を招いてのトレーニングマッチが実施された。
45分×2本で行われたトレーニングマッチは、敵陣でジュニーニョがボールを奪ったショートカウンターから大野耀平がネットを揺らして18分に京都が先制するも、1本目終了間際に藤川虎太朗が見事なループシュートを沈めて同点に。2本目に入ると攻勢に出た磐田が小川航基のPK、藤川の自身2点目となるゴールで京都を突き放し、3-1で勝利を収めた。
昨年も同カードのトレーニングマッチが行われており、本イベントへの参加は磐田にとっても今回が2度目。名波浩監督は、「厳しい環境の中で若手を育てるということを念頭に置いてずっとやってきている。こうやって京都の場所を使わせてもらえるのは非常にありがたいです。いまはわれわれの状態がちょっと落ちているので、もう一度もち直すためにも、いろいろなスパーリングをすることが重要ですしね」と、京都に遠征してトレーニングマッチを行う意義を話す。
また、名波監督は亀岡の人や町にも愛着をもち始めている様子。「のどかな環境ですし、着いてすぐに山のほうまでジョギングしてきたんですけど、近くにいたおじさんが挨拶をしてくれて(笑)。空気もいいし、非常にいい場所ですよね」と笑顔を見せていた。
写真:川瀬太補
(京都担当 川瀬太補)
2018/10/15 10:55