9月13日の午後、雁の巣練習場のクラブハウスでU-18所属選手の来季トップチーム昇格内定会見が行われた。
初々しい姿と表情で会見場に姿を現したのはDF桑原海人(くわはら・かいと/写真右)とMF北島祐二(きたじま・ゆうじ/写真左)。「一日でも早い試合出場を」と声をそろえる二人だが、その目標達成のための課題は異なる。
攻撃的なSBである桑原は「パスの質、トラップを含めて技術の一つひとつの精度を上げること」、オフェンシブなポジションならどこのポジションでもプレー可能な北島は「自信をもってプレーすること。遠慮せずにプレーすること」を挙げる。
そして二人を長く指導してきた藤崎義孝アカデミーダイレクターは「桑原は突破力が魅力だが、クロスの質はまだまだ。そこを磨いてほしい。北島は先日の日本代表戦で光った中島翔哉選手のようにサイドからのカットインで鋭いシュートが打てる選手だが、90分をとおしてそれができる体力アップ」を、それぞれがトップデビューで活躍するために必要な課題として挙げる。
福岡のアカデミー出身者と言えば、先日、日本代表入りを果たした冨安健洋がいる。当然、桑原と北島も意識をしていて「いずれは代表入りを」と身近に感じられる偉大な先輩を目標に努力、成長を続けていくと力強く誓った。
(福岡担当 島田徹)
2018/09/13 14:24