台風による中止で代替開催となる第26節の横浜FC戦を水曜日に戦う福岡。ここ5試合で14得点と爆発的な得点力を誇る横浜FCの攻撃陣、特にその5試合で6得点を挙げているFWイバと3得点のMFレアンドロ・ドミンゲスの好調外国人コンビをいかに抑えるかが勝負のポイントになるのは間違いないが、『8番対決』も大きな見どころであり、勝利を左右する大事な要素になると予測する
横浜FCの強力タッグを生かすのがMF佐藤謙介というボランチ。1989年生まれ、背番号は8、さらに今季ここまで挙げた得点が5点と、福岡のキャプテンMF鈴木惇と共通する点が多い選手だ。学年は早生まれの佐藤が一つ上だが、鈴木は「お互いにJ2でのプレーが長いし、タイプ的にも自分と似ている。最近は3ボランチの真ん中でプレーしているが、攻撃のリズムをつくっている選手なので、チームとしても警戒しなければならない選手の一人」と、やはり意識はしている様子。
マッチアップする場面もあるだろうから、球際の攻防、直接的なぶつかり合いにも注目したいが、やはりお互いの持ち味である配球、ゲームコントロールというところでの出来が一番の注目ポイントになるし、勝敗のカギにもなるだろう。
そんなところ以外で鈴木が意欲を見せたのが得点だ。「最近、取れていないし、シュートの数自体も少ない。それが僕の一番の仕事ではないけれども、そこは意識したいと思っている」と話しており、第23節の讃岐戦以来遠ざかっているゴールという仕事、結果にもこだわりたいと言う。
負けられない上位対決、鈴木のゴールで決着、という可能性も十分にありそうだ。
(福岡担当 島田徹)
2018/09/10 17:04