8月1日に行われる明治安田J1第19節は、勝点28で並ぶ神戸との対戦となるC大阪。今夏、神戸に加入した世界的名手、アンドレス・イニエスタの初のアウェイ戦としても注目された一戦だが、前節終了後、「(イニエスタが)家族と再来日するために、スペインに一時帰国する」ことが神戸から公式に発表された。同じ文面には、「8月頭に再来日する予定」ともあるが、今節は欠場が決定的だ。
30日の練習後、C大阪の各選手は“イニエスタ欠場濃厚”について、それぞれ以下のように語った。
「もちろん、僕もそうだし、何より見に来るお客さんも楽しみにしていたとは思うけど、勝負ごとなので、あまりそこは気にせずプレーしたい。神戸とは勝点で並んでいるので、勝って上にいきたい」(杉本健勇)
「対戦してみたかった思いはあるけど、リーグ戦34試合の1試合だし、自分たちがいま、首位を走って余裕があれば、そういう楽しみにする気持ちもあったと思うけど、いま自分たちは5位で、下とも勝点差は詰まっている。ホームで勝つことだけを考えてプレーしたい」(山口蛍)
「イニエスタを楽しみにチケットを買ってくれた人もいると思うけど、イニエスタではなく、セレッソのプレーを目に焼きつけてもらえるように、いいプレーをしたい。(イニエスタと対戦したかった気持ちもある?)もちろん。僕らよりサポーターが悲しんでいるとも思うけど、そのチケットを売らんとそのまま見に来てくれたら、うちの“マルニスタ”(前節の仙台戦で2ゴールを挙げた丸橋祐介)が輝いてくれると思う。最近、勝ちがないから、一回勝って、落ち着いてこの連戦を乗り切っていけたら」(柿谷曜一朗)
イニエスタは不在でも、現在、勝点で並ぶ、関西を本拠地とする両チームの対戦だけに、火花散る激しい試合になることは必至。8月最初のホームゲームで輝くのは果たして誰か!?
(C大阪担当 小田尚史)
2018/07/30 15:22