高木琢也監督が日本代表監督に就任することが濃厚となっている森保一U-21日本代表監督にエールを送った。
20年に開催される東京五輪を目指すU-21日本代表監督を務めている森保一氏だが兼任でのフル代表監督にも就任するという報道が出ている。それを受けて、マツダや広島、日本代表でもともにプレーし、同郷の長崎県出身でもある高木監督だが、「ばったり会いましたよ」と川崎F戦の翌日に空港で偶然にも森保監督と遭遇したそうだ。
「そのときの話はできないですけど」と前置きしたうえで「(就任は)すごいことだなと思います。本当にそういう状況になれば、こういうチームからも少しでも五輪やフル代表に選ばれるような選手を育てていきたいなと思いますし、それがより代表チームを強くすることにもつながっていくと思う。そういう意味でのサポートができるようにはしたい」とクラブの現場からの選手輩出という形でのサポートを誓っていた。
また、フィリップ・トルシエ氏以来の兼任という点については「トルシエのときと違うのはシドニー五輪が先で、そのあとの自国開催のW杯が後だったでしょう。今回は先に自国開催の五輪が先でメダルというのがマストになる。それが大変だろうなと思いますね。ただでさえ、2つのカテゴリーを見るのは大変だと思いますけど(自国開催で)期待が懸かっているところも含めて大変な作業だと思います」とその重圧を想像していた。
そんな森保監督へのアドバイスは「協会には休みを取る時間を絶対に要求したほうがいいなと思いますけどね。1カ月休むとかね。トルシエはそういうのができるんですよ。契約の社会で生きている外国人ですから。日本人はなかなかそれができないでしょう」と激務だからこそ、休養の重要性について語っていた。
(長崎担当 杉山文宣)
2018/07/25 18:30