31日、ロシアW杯を戦う日本代表23名に、C大阪から山口蛍が選ばれた。
発表会見後に東京都内で行われたメンバー選出会見にて、山口は「今回のロシアW杯メンバー23人に選ばれたことは本当にうれしく思いますし、日ごろから自分をサポートしてくれているセレッソ大阪の皆さんはもちろん、家族もそうですし、いろいろな人に感謝したい。本大会では、しっかりと戦ってきたいと思います」と第一声を発した。
自身にとって激動の4年間。この4年で一番成長した部分を問われると、「何が成長したかは、実際、ロシアのピッチに立ってみないと分かりません。いま、ここで何が成長したかを言うことは難しいと思います」と山口らしい率直な受け答え。
その上で、「自分の出せるモノは全部出したいし、できるだけいい結果を持ち帰ってきたい。自分はやっぱり守備の部分が一番求められると思うし、ファイトする、泥臭く戦うことを(プレースタイルとして)作ってきたので、それをW杯という舞台でも見せたい」とキッパリ語った。
奇しくも4年前の最後の試合がコロンビア戦で、今回の最初の試合もコロンビア戦。「前回、あれだけコテンパンにやられた(1●4)ということで、そのリベンジというか、前回のような戦いをしてはいけないという思いはある。自分と対峙する相手のキーマンは、自分が必死になってつぶさないといけない」とグループリーグ初戦に向けて闘志を燃やした。
苦しい時期を支えてくれた人たちや、セレッソ大阪への感謝、前回大会のリベンジ、そして、惜しくも今回のW杯メンバーからは外れた「キヨくん(清武弘嗣)と(杉本)健勇の思いも背負って」戦う、自身2度目のW杯となる。
(C大阪担当 小田尚史)
2018/05/31 20:08