柏は18日、リーグ戦中断前最後の試合となるJ1第15節・名古屋戦に向けて約1時間半の非公開練習を行った。
13日に下平隆宏監督の解任によりヘッドコーチから昇格した加藤望新監督は、「トレーニングへの取り組みについて以前も良いものはあったけど、欲というか、監督が代わったということで、どんなことをするんだろうとか、何を言うんだろうと、逆に求められている感じはした。選手が求めていることに僕が応えているという形ですかね」とこの1週間を振り返り、「選手がすごく一生懸命やってくれているところが一番の手応えですね」と充実の表情を浮かべた。
名古屋戦のメンバーに関して質問が飛ぶと、「全員がすべて出し切るように、みんな本当に謙虚に真摯に向き合ってやってもらえていたなとすごく感じていた。あとは、その方向性の理解度。全員が少しは理解してきているけど、誰がより先に行っているか。それぞれの特徴もあるし、どう組み合わせるかというところで選考をしていこうと思っている」と語り、「(名古屋戦に向けて)どう戦うかの大枠は伝えたので、その大枠を使って、どれだけできたか、できなかったかが見えて来ると思う。その大枠を理解している選手たちは、一生懸命やると思う。いま持っているものを全部ぶつけて、勝ちにいって、結果を求めてという大切な部分は変わらずにやっていく」と意気込んだ。
ちなみ、監督として何かゲンを担ぐことはないようで、オールバックにも「しないです(笑)」と明言。「選手と一緒に戦う」ためにジャージ姿で指揮を執ると話した。
“加藤レイソル”の初陣を勝利で飾り、良いムードで中断期間に突入し、チーム作りを進めたい。
(柏担当 須賀大輔)
2018/05/18 19:47