現在、6戦負けなしで4位につける好調の札幌。若い選手の躍動が目立っているが、その中で32歳のMF兵藤慎剛がチームを引き締めている。
4位という現在の順位について兵藤は、「まだシーズンは序盤戦でダンゴ状態。いまの順位は関係ない。1試合、2試合後ごとにコロコロ変わるものだから」とし、6戦無敗中のチームについても「やろうとしていることがしっかりとできているわけではない。少しでも気を抜いたらやられる。やはり、目の前の1戦1戦に集中していくことが大事になる」と、あらためて足下をしっかり見つめながら戦うことの重要性を説いた。
25日には古巣・横浜FMとの対戦が控えている。「今季は監督が代わって、すごく面白いサッカーをするようになった。Jリーグの中で特徴的なチームの一つだと思う」と、古巣への印象を口にする。横浜FMはなかなか結果を出し切れていないが、やはり「いまの順位は関係ない」と強調。「僕らは常にチャレンジャーの気持ちで戦っていく必要がある」とも続けた。
11年間の長きにわたって在籍した古巣に「もちろん、愛着はある」とした兵藤だが、「現在は札幌の選手。去年は横浜FMにはホームでもアウェイでもやられたので、今季は勝ちたい」と勝利への強い意欲を示した。
(札幌担当 斉藤宏則)
2018/04/23 18:07