前節の町田戦は終盤に追いつかれて悔しい結果になったが、熊本にとって開幕からここまで4勝1分3敗という数字は悪くないスタート。選手たちはそれぞれに、個人として、またチームとしての手ごたえも感じている。
3-1と快勝した明治安田J2第7節の新潟戦で今シーズン初ゴールを記録したMF八久保颯も同様で、「これまでやってきたことが間違っていないと思えて、自信になっている」と言う。
そして八久保がさらに自信を深めているのが、このところのプレースキックの感覚。
「高校時代や大学時代と比べても、ずば抜けていいです」と満足げ。その理由はこうだ。
「北嶋(秀朗)ヘッドコーチからも、この場所に、とか、こういう球質で、ということを具体的に言われているのと、高さのある選手、収めることができる選手がいて狙いやすい。自信を持って、リラックスして蹴ったらいいボールが蹴れるんだなと思いましたし、2トップも強いので、点が入りそうな感覚があるんです。だからリスタートの場面でも、積極的に自分から蹴りに行けるメンタルがある」
サイドからの攻撃が増え、クロスやCKの数も目立って増えている今シーズン。自信を深めた八久保のキックから、多くのゴールが生まれそうだ。
写真:井芹貴志
(熊本担当 井芹貴志)
2018/04/13 23:56