昨季チーム最多出場、もちろん今季もリーグ戦フル出場を続ける名古屋の宮原和也が、3月22日に22歳の誕生日を迎え決意を新たにした。
若手ながら職人肌のプレーと端正な顔立ちで人気の宮原。昨年も加入したばかりなのにたくさんの誕生日プレゼントをもらったそうだが、今年は「今までの人生で一番もらった」と両手いっぱいにプレゼントを抱えていた。
それほど宮原は、いまの名古屋にとって欠かせない存在。川崎F戦でも絶えず上下動を繰り返し、得意のボール奪取でチャンスの起点になったかと思えば、DFのカバーリングにも奔走。川崎Fの記者席からは「宮原がすごく効いているね」と称賛の声も聞かれた。
誕生日にあたり宮原は「22歳なのでしっかりチームを引っ張っていけるプレーを見せていきたい」と決意を語った。これまでは「自分が引っ張る」という言葉を宮原から聞いたことがなかったが、それもそのはず、宮原は年齢でいうと、昨季は下から4番目。試合に常時出場していたメンバーの中では一番年下だった。しかし今年は17歳で開幕スタメンを果たした菅原由勢をはじめ一気に4人の年下がチームに加入。その活躍にかなりの刺激を受けているようで「自分より下の世代が活躍しているので、『自分もやらないと』という意識になった」と語る。
プロ5年目は大卒ルーキーと同い年。若手から脱皮した宮原は、チームの中核として上位進出の原動力となる。
写真:斎藤孝一
(名古屋担当 斎藤孝一)
2018/03/23 13:49