今季、神戸から完全移籍で加入した浦和の岩波拓也が、埼スタ初勝利を誓った。
岩波は、リーグ戦では槙野智章、マウリシオの牙城を崩せず、ルヴァンカップのみの出場となっている。ただ、7日に行われたルヴァンカップ第1節・名古屋戦ではチームの今季公式戦初勝利に貢献。得点につながる得意のフィードも披露した。それでも本人は冷静だ。「(リーグ戦から大幅に入れ替えた)相手のメンバーを見れば、あれくらいできて当然」。
14日に控えるルヴァンカップ第2節・G大阪戦でも岩波の先発出場が予想されるが、そうなればホーム埼スタでのお披露目となる。ここまで浦和の一員として過ごしてきた岩波が一番に感じているのは、サポーターの偉大さだという。「アウェイでの長崎戦にしても、どちらがホームか分からないくらい大勢のサポーターが来てくれて後押ししてくれた。サポーターたちに感動しています。特別な存在なのは間違いない」。だからこそ、「サポーターのためにも勝ちたい」と力を込めた。ホームのサポーターの前で、歓喜をつかめるか。
(浦和担当 田中直希)
2018/03/13 17:53