7日から始まるJリーグYBCルヴァンカップ。この大会でブレイクを果たしリーグ戦につなげたいと意気込むのは名古屋のルーキー大垣勇樹だ。
年代別の日本代表にも選ばれ、スピード感あふれるドリブル突破が魅力の大垣は昨季、特別指定選手としてベンチ入りを果たすものの公式戦出場はなかった。
今季、正式に名古屋に加入。高卒ルーキーならば本来最も年下のはずだが、開幕直前に一つ下の菅原由勢が二種登録、いきなり先発で出場を果たした。
先を越された大垣は、「年上だし、代表でも一緒だったので悔しい気持ちはあります。負けられないという気持ちがあります」と複雑な胸の内を明かした。
しかしチャンスはすぐにやってきそうだ。ルヴァンカップは21歳以下の選手を一人以上先発させるのがルール。大垣も練習から猛アピール、3トップの一角に入りアシストを決めるなど、いい動きを見せている。
大垣がプレーしているサブ組には玉田圭司や八反田康平、内田健太など質のいいパスを繰り出せる選手が多い。「みんな動きをよく見てくれているので、いい動き出しをして、いい場所でボールを受ければチャンスになる。得点に絡んでリーグ戦にも出られるようにしたい」と、自分のプレー次第で望む結果を得られると確信している。
年下から刺激を受けているという名古屋の未来を担うスピードスター大垣勇樹。その活躍に注目したい。
(名古屋担当 斎藤孝一)
2018/03/05 13:54