愛媛は今季開幕前から多くの離脱者を抱え、開幕戦は8季ぶりの黒星スタート。チーム内に不穏な空気が漂いつつあったが、そんな空気をポジティブに一変させたのが主将の西田剛だった。
西田はかねてから違和感のあった右目の右眼窩骨折整復術を先月16日に行い、以降チームの練習に参加できないままでいたが、チームがJ2第2節・山口戦への遠征直前の調整に励む3日の練習途中に笑顔を浮かべながらグラウンドに登場。ジョギングを始めとした軽い調整を行った。
西田本人の実戦に向けた復帰への道はまだ第一歩であるものの、チーム一番のムードメーカーが久しぶりにピッチに現れたことでチームメートからは自然と笑みがこぼれ、練習場の雰囲気はパッと明るくなった。それと同時に練習自体の活気はさらに増し、遠征へと出発するチームに援護射撃。練習復帰早々に主将としての大きな務めを果たした。
(愛媛担当 松本隆志)
2018/03/03 15:55