1日、長崎がホーム開幕戦を前にホームスタジアムであるトランスコスモススタジアム長崎で調整を行った。
19時開始の鳥栖戦を見据え、練習時間も午後から行い、今季初のホーム戦を前にスタジアムの芝の状態も確認するなど、J1初勝利に向けて綿密な準備を実施。高木琢也監督は「恥ずかしくないプレーをしないといけない。前節(・湘南戦)の反省を踏まえ、またホームゲームということもあるので、思い切ったプレーができるように準備していきたい」とホーム開幕戦への意気込みを語った。
また、J1に戦いの舞台を移したことで、毎試合、トラッキングシステムによる走行距離が算出される。開幕戦ではリーグ2位の総走行距離を記録した長崎だが、高木監督は「あの試合は、相手のほうがボールをもつ時間が長かったこともあったので、比較的、走らされたシーンはあったと思います。僕もその話を選手たちにしたのですが、これだけ走れるのであれば、『より攻撃に時間を使え』ということは言いました」と走りの“質”に言及。選手たちにも、しっかりと修正を伝えたようだ。
今節の鳥栖は、開幕戦でリーグトップの総走行距離を出したチーム。走り合いの展開になることも予想される。「フィジカルの部分を前面に出していかないといけないシーンはある。そこを境に、自分たちが有利性を出せるのか、鳥栖が有利性を出すのか。その中で、チャンスをうまくとっていくチームが勝利をモノにすると思います」と、指揮官も展望していた。
(長崎担当 杉山文宣)
2018/03/02 14:16