22日、Jリーグ史上初の平日単独開幕戦を前にベストアメニティスタジアムで前日記者会見が行われた。鳥栖からはインフルエンザにより欠席したマッシモ・フィッカデンティ監督に代わってブルーノ・コンカコーチとDF吉田豊、神戸からは吉田孝行監督とFWルーカス・ポドルスキ、Jリーグからは原博実副理事長が出席した。
今季から新たな取り組みとして行われるFRIDAY NIGHT J.LEAGUE。Jリーグに触れる機会をより増やす狙いで行われる金曜日開催試合だが、鳥栖が手を挙げたことでいきなり開幕戦から行われることになった。鳥栖の吉田が「神戸さんと僕たちが全身全霊で戦って、見てくれている人たちに勇気と感動を与えられるような試合をすることで、このあとのJリーグも盛り上がっていく」と意気込めば、神戸のポドルスキも「土日の試合以外に、すごく注目される試合をやる。両チームにとってすごくいいこと。普段、見ない試合を見る意味でも、金曜に試合をすることがその国のサッカー界に影響をもたらす」と金曜開催について好意的に受け止めている様子だった。
鳥栖は、フィッカデンティ監督がインフルエンザにより開幕戦の指揮を執れないことが明らかになったが、代役としてそのポジションに就くことになるコンカコーチは「選手たちもフィッカデンティ監督とはもう3年目。どういうサッカーをしなければいけないか、どういうシチュエーションでどういうことをやるのかは分かっている。そういう部分で、全員でより協力するような雰囲気はできた」とチームの一体感を強調した。
25周年を迎えたJリーグは、新たな取り組みで26年目のシーズンの幕を開ける。多くの注目を集める中でどんな戦いが繰り広げられるのか。熱い戦いを期待したい。
写真:杉山文宣
(鳥栖担当 杉山文宣)
2018/02/22 20:55