22日、現役引退を1月26日に発表した平山相太がユアテックスタジアム仙台で記者会見を実施。引退を決断するまでの経緯や、今後の道などについて語った。
国見高校在籍時には高校選手権で2年連続得点王となり、プロとしてはヘラクレス(オランダ)やFC東京でプレーした平山。17年には仙台へ完全移籍したが、左足首の負傷に悩まされ、公式戦の出場は果たせなかった。
平山は22日に練習場を訪れ、チームメートに「今シーズンの活躍を期待して応援しているので、頑張って」などと励ましの言葉を送ったという。そして記者会見に臨み、引退の理由については負傷からの回復具合が思わしくなく、「トップレベルでパフォーマンスができないと思い」、現役引退を決意した。
今後については、「プロの指導者を目指し」、大学で学び直す(※平山は筑波大中退)見通しを明らかにした。その際には「こうやって話すのがすごく下手なので、相手に伝える力や、相手を納得させる力を身につけたい」という方針だという。
平山は会見の席で、仙台やFC東京のサポーターや、これまでに出会った選手やスタッフへの感謝の言葉を述べた。最も印象に残っている試合はFC東京時代の10年にJ2降格が決まった最終節・京都戦。ブーイングを覚悟していた試合後に「どんな時も自分たちが応援するので、頑張れ」と言われたことが特にうれしく、印象に残ったと明かした。
(仙台担当 板垣晴朗)
2018/02/22 19:03