今週末の開幕戦で山口とアウェイで対戦する熊本。現時点では曇りの予報だが雨が降ることも予想されるため、22日のトレーニングでGK陣は天候の変化も意識したキャッチングのメニューを実施した。
ゴール前に広げたブルーシートに水をまき最初のバウンドが伸びるようにしたり、受けるボールの軌道が変わるよう、FKなどの壁に使う人形を斜めに刺して澤村公康GKコーチが意図的に当てたりといった工夫が見られた。
「天候の変化もありますし、山口はゴール前に人数をかけてくる印象なので、あえてボールがディフレクションする状況を作ってのものだったと思います」と、今季チームの主将を務める佐藤昭大。
お互いに新監督の下で昨季の悔しさを晴らしたいシーズン。開幕戦特有の高揚感に包まれる一戦は、1本のセーブで流れを引き寄せることも十分あり得る。さまざまな可能性を考慮して進める準備が、ゲームの中で生かされる場面が必ずあるはずだ。
[写真:集中してトレーニングを行うGK野村]
写真:井芹貴志
(熊本担当 井芹貴志)
2018/02/22 18:48