今節・清水戦に出場すると、J1通算300試合を達成することになる新潟のMF小川佳純。「新潟で300試合達成できるのは幸せなこと」と報道陣に語った。
今季、名古屋から鳥栖へ完全移籍したが、リーグ戦出場は5試合のみ。出場機会を求め、8月に新潟へ期限付き移籍加入すると、[4-2-3-1]のトップ下でプレーメーカーとして存在感を発揮。J1第25節・広島戦で初先発・初出場するとレギュラーを勝ち取り、第29節・G大阪戦では加入後初ゴールでチームに17試合ぶりの白星をもたらした。そこからは4試合負けなしと、怒とうの巻き返しをけん引。J2降格は決まったが、惜しみないハードワークで新潟が本来持つアグレッシブさを取り戻す大きな力となった。
小川は「呂比須監督に出場機会をもらえたからこそ、達成できる記録。残留させてあげられなかったが、残り2試合は勝って恩返しがしたい」と、感謝をプレーと結果で示すつもりだ。
勝利してもJ2に降格することは変わらない。だが、残り2試合で勝利する意味を見据える。「サポーターのために、ここ数試合やれている良いゲームを続けていかないと。それに17位になれば、来年もルヴァンカップに出られる(可能性がある)。最後まで、一つでも上の順位を目指すことが大事」。まずは節目となる清水戦で勝利を飾りたい。
写真:野本桂子
(新潟担当 野本桂子)
2017/11/25 18:28