21日のJ1第30節・鳥栖戦で、神戸の右SB高橋峻希(写真左、17日撮影)がおよそ5カ月ぶりの先発フル出場を果たした。5月24日のルヴァンカップ第6節・C大阪戦で負傷離脱し、復帰戦だった7月1日のJ1第17節・川崎F戦で再び負傷、再離脱を強いられていた背番号6。23日の練習後、「残りの天皇杯、リーグ戦、すべて勝つつもりで」と、その意気込みを口にした。
鳥栖戦では、対人守備で持ち前の対応力を存分に披露。「そこは行けるかなというのはあった」と一定の手ごたえを話す高橋峻だが、攻撃面に関しては「ミドルシュートだったり、チャンスもあったけど、相手をもうちょっと引き出したかったですね」と悔やみ、挽回へのイメージを育んだ。
離脱中には監督交代もあった。「悔しさはあったけど、結果を出さないと苦しい方向に向かっていく」と実直に受け止める。鳥栖戦後には筋肉痛も出たようだが、心身の勢いはシーズン終盤に向けて迫力を増している。
25日の天皇杯準々決勝で対戦するのは、リーグ戦首位の鹿島。「上に行けば強い相手に当たるのは当然のこと。勝てば僕らももっと強くなれると思うし、鹿島を倒せばまた良い流れにもっていける。内容よりも結果にこだわりたいですね」と語り、総力戦の季節を迎える中でチーム一丸の勝利に燃えていた。
(神戸担当 小野慶太)
2017/10/24 07:02