「カチタイ(勝ちたい)!」。日本語でそうハッキリと今週末のFC東京戦に向けた意気込みを明かした“タイのメッシ”こと札幌のチャナティップ。前節は直前のタイ代表遠征中に体調を崩したことなどもあって、ベンチスタートを余儀なくされた。だが、そこから1週間が経ち「いまのコンディションは100%」と自らが口にするように、万全の体調で味の素スタジアムへ乗り込むことになりそうだ。
相手のFC東京には大久保嘉人や髙萩洋次郎、チャン・ヒョンスなど、ハイレベルな選手がズラリとそろうが、「自分としてはJリーグはすべてのチームがハイレベルだと思っているので、相手を警戒する気持ちはいつもとまったく変わらない」と、常に相手をリスペクトする気持ちはどこが相手でも変わらないことをあらためて示した。ただし、だからといって過度にリスペクトすることは決してなく、「試合というのはメンタルが強いほうが勝つと思っている」と話し、その上で再び「カチタイ!」と意気込みをさらに高めた。
来日からしばらくは日本の焼肉店で食べるカルビが大好物となっていたが、ここ最近は都倉賢らに連れていってもらったジンギスカンが気に入った様子で、「週に何度もジンギスカンを食べている」とのこと。北海道の名物料理をパワーの源とし、今季チームがまだ果たせていないリーグ戦での敵地勝利に貢献するつもりだ。
(札幌担当 斉藤宏則)
2017/10/19 19:49