DF和田拓也とDF大屋翼が負傷離脱し、DF渡部大輔も前節・横浜FM戦で負傷。チーム全体での負傷者は少ないものの、左SBを務める選手が続々と離脱してしまった。今節・柏戦では左利きの2選手、DF高山和真とDF河面旺成から、先発がピックアップされることになりそうだ。
アカデミー出身であり、伊藤彰監督の就任後にはCBのレギュラーを務めた時期もある高山は「SBをやってみたらどうかな、くらいに考えたことはありましたけど、『SBはないだろうな』と思っていました」と話すが、巡ってきたチャンスを逃す気はない。「ここで結果を残せなかったら、今季はもうないというくらいの気持ちでやりたい」という思いを持って臨む構えだ。
「相手(柏)は伊東純也さんと小池くんが攻撃的な選手で、柏のサッカー自体、SBが高い位置を取って攻撃参加するという特長がある。どうしても1対2になる部分もあると思うので、(左サイドハーフの)マテウスに攻撃もやらせつつ、守備のコーチングもして、なるべく2対2に持っていけるようにボランチも含めてコーチングしながらやりたい」
一人の生え抜きとして、そして伊藤監督にアカデミー時代から育てられた“教え子”として、クラブのJ2降格を救いたい思いは人一倍。
「彰さん(伊藤監督)にもしっかりとした技術を教えてもらって、それがなければいまの自分はないと思っています。J2に降格した監督にはさせたくないし、自分自身としても降格は経験したくない」
強い気持ちを勝利につなげたい。
(大宮担当 片村光博)
2017/10/19 07:00