オフ明けとなった12日、新潟はJ1第26節・鹿島戦に向けたトレーニングをスタートした。この日は、ひざの違和感から別メニュー調整を行っていた田中達也(写真左)が全体練習に部分合流。約2カ月ぶりに仲間たちと元気にボールを蹴り合い、ピッチのムードを活気づけていた。
今季はリーグ戦9試合出場2得点、ルヴァンカップ2試合出場2得点。J1第1節・広島戦、ルヴァンカップ第1節・鳥栖戦は、いずれも途中出場から同点弾を挙げるなど、チームに勝ち点をもたらす得点を挙げてきた。その後、4月下旬にひざの違和感で離脱し、古巣戦となる第18節・浦和戦で復帰したものの痛みが再発。「チームを助けたいという思いもあり葛藤したが、いろいろなチェックをして、しっかり治して戻ろうと決断した」と離脱した思いを明かした。
呂比須ワグナー監督も「経験もあるし、ずる賢さもあって、動き出しもうまい。ポジション争いが面白くなる」と期待を寄せる。
田中は「いまは自分のことで精一杯」と苦笑いしたが、「少しでも多く、助けになれれば」と、完全復帰に向けて、フィジカルコンディションと実戦感覚を上げていく。
(新潟担当 野本桂子)
2017/09/13 13:56