3日、大宮は水戸との練習試合を行った。結果は2-1の逆転勝利。苦しむ時間帯もあったが、目先の結果よりも細かな戦術的オプションにチャレンジできた部分もあり、1週間後の鹿島戦に向けて悪くない一戦となった。
その中で、大宮から水戸に期限付き移籍中のMF小島幹敏も先発出場し、約80分間プレー。得意のパスワークでビルドアップを担うだけでなく、鋭い読みからのインターセプトも見せるなど、成長した部分を見せた。
「(大宮で一緒に)やっていた人も多くて、僕は特徴も知っているので、『あの人のパスはこんな感じだな』、『この人ならこういうポジションを取るな』というのが分かっていて、慣れている部分があった。パスカットが多かったのはそれが要因かなと思う」(小島)。
J2リーグ戦も残り11試合。残された時間は決して多くないが、小島は「コンスタントに試合に出続けて、フル出場を続けて結果を残せたら。アシストなり得点なり、そこを一番求めないといけないと思っているので、貪欲に結果を残していきたい」と勝負する意欲にあふれる。試合後には多くの大宮サポーターに呼び止められるなど、チームを離れて修行中の若武者を気にかける人は多い。残りのシーズンでの飛躍を期待したい。
(大宮担当 片村光博)
2017/09/03 18:19